足底筋膜炎が治らない原因は神経?バクスター神経絞扼との違いを解説|さいたま新都心・大宮

「足底筋膜炎と言われて治療を続けているのに、なかなか良くならない」

「マッサージやストレッチ、電気治療を受けても、かかとの痛みが繰り返される」

「朝だけでなく、歩いているうちにもかかとが痛くなる」

このような症状でお悩みではありませんか?

かかとの裏側に痛みがあると、足底筋膜炎(足底腱膜炎)と判断されることがあります。

しかし、かかとの痛みは必ずしも足底筋膜だけが原因とは限りません。

特に長期間施術を受けても改善しない場合、鑑別疾患の一つとして考えたいのが「バクスター神経絞扼(こうやく)」です。

今回は、さいたま新都心・大宮エリアの新都心アーバン鍼灸接骨院が、足底筋膜炎とバクスター神経絞扼の違い、エコーによる評価、改善に向けた施術の考え方について解説します。

足底筋膜炎がなかなか治らないのはなぜ?

足底筋膜炎が長引く原因には、足底腱膜への繰り返しの負荷、足関節の可動域制限、足部の機能低下、活動量など、複数の要因が関係します。

また、慢性化した足底腱膜障害では、単純な炎症だけでなく、組織の変性が関係している場合もあります。

足底筋膜炎の特徴的な症状は、朝起きて最初の一歩を踏み出したときの痛みや、長時間座った後の歩き始めの痛みです。

一方、典型的な足底筋膜炎とは異なる症状がある場合や、適切な施術を続けても改善が乏しい場合には、別の原因が隠れていないかを確認する必要があります。

その一つが、神経の圧迫によって生じるバクスター神経絞扼です。

バクスター神経絞扼とは?かかとの痛みとの関係

バクスター神経絞扼とは、外側足底神経の第一枝である「バクスター神経」が周囲の組織によって圧迫され、かかとに痛みを生じる神経障害です。

この神経は足の内側からかかとの深部を通り、小趾外転筋などに分布しています。

神経が圧迫されやすい場所として、母趾外転筋と足底方形筋の間や、踵骨内側周辺などが知られています。

主な症状には、以下のようなものがあります。

  • かかとの内側から足底にかけての痛み
  • 歩行や長時間の立位で強くなる痛み
  • 足底内側の灼熱感や神経痛のような痛み
  • 足底筋膜炎として施術を受けても改善しにくい症状
  • かかと周囲の特定部位を押すと誘発される痛み

ただし、しびれや灼熱感が必ず出現するわけではありません。

また、足底筋膜炎とバクスター神経絞扼が同時に存在する場合もあります。

そのため、症状だけで明確に区別できるとは限らず、複数の所見を組み合わせて評価することが重要です。

足底筋膜炎とバクスター神経絞扼の違いは?

両者は痛みの出る場所が近いため、混同されることがあります。

しかし、痛みの発生する組織や症状の特徴には違いがあります。

比較項目足底筋膜炎バクスター神経絞扼
主な原因足底腱膜への負荷・組織変化神経の圧迫・刺激
痛みの場所かかとの足底内側かかとの内側深部〜足底
朝の一歩目特徴的起こる場合もある
長時間の立位悪化することがある悪化することがある
灼熱感典型的ではない伴う場合がある
エコー評価腱膜の肥厚・内部構造神経周囲や筋の変化など

※これらは鑑別の参考となる特徴であり、一つの症状だけで診断を確定するものではありません。

重要なのは「どこが痛いのか」だけでなく、「どのような動作で痛むのか」「どの組織が関係しているのか」を確認することです。

院長の臨床ポイント|神経絞扼が疑われる部位に圧痛を認めたケース

実際の臨床では、かかとの痛みを訴える患者様に対して、足底腱膜だけでなく、神経の走行にも着目して評価しています。

今回、バクスター神経が絞扼されやすいとされる部位に圧痛を認めたケースがありました。

このような所見がある場合、足底筋膜炎だけでなく、バクスター神経絞扼の可能性も考慮する必要があります。

ただし、圧痛のみで神経絞扼と判断することはできません。痛みの部位や誘発動作、神経症状の有無などを総合的に評価することが重要です。

私が臨床で大切にしているのは、足底筋膜炎という診断名だけにとらわれず、実際に痛みが生じている組織を丁寧に見極めることです。

マッサージやストレッチ、電気治療を続けても改善が乏しい場合には、同じ施術を繰り返すだけでなく、痛みの原因を再評価することが大切だと考えています。

マッサージ・ストレッチ・電気治療だけでは改善しない理由

足底筋膜炎として施術を受けている方の中には、マッサージやストレッチ、電気治療を続けても、なかなか痛みが改善しないという方がいらっしゃいます。

これらの施術がすべて無意味というわけではありません。

特に適切なストレッチは足底筋膜炎に対する保存療法の一つであり、症状の改善に役立つことがあります。

しかし、痛みの原因が神経の絞扼であった場合、足底筋膜だけを対象とした施術では十分な改善が得られない可能性があります。

また、足底筋膜炎そのものが原因であっても、足部への負荷や筋力、歩行動作を見直さず、受動的な施術だけを繰り返していると、症状が長引く場合があります。

当院では、「どの施術を行うか」よりも先に、「なぜ痛みが生じているのか」を評価することを大切にしています。

エコー検査で足底筋膜炎とバクスター神経絞扼は見分けられる?

エコーは足底腱膜の状態や周囲組織を評価するために役立ちますが、バクスター神経絞扼をエコーだけで確定できるわけではありません。

足底筋膜炎では、足底腱膜の肥厚、低エコー領域、線維構造の変化などが確認される場合があります。

一方、バクスター神経絞扼では、神経の走行や周囲組織を確認するほか、慢性的な神経障害に伴う小趾外転筋の萎縮などが評価の参考となる場合があります。

ただし、バクスター神経は細く、エコーで直接確認することが難しい場合もあります。

神経絞扼が疑われる場合には、整形外科などでMRIや神経学的評価を含めた精査が必要になることがあります。

エコー画像に異常があるかどうかだけでなく、画像所見と実際の症状が一致しているかを確認することが大切です。

かかとの痛みで鑑別したいその他の疾患

足底筋膜炎やバクスター神経絞扼以外にも、かかとの痛みを生じる疾患があります。

足根管症候群

内くるぶしの後方を通る脛骨神経やその枝が圧迫されることで、足底のしびれや痛みが生じる神経障害です。

踵骨疲労骨折

ランニングやジャンプなどの繰り返しの負荷によって、踵骨に疲労骨折が生じる場合があります。荷重時の強い痛みや骨の圧痛がある場合には注意が必要です。

踵部脂肪体障害

かかとのクッションとして働く脂肪体の機能低下や損傷によって、足底中央付近に痛みが生じることがあります。

これらの疾患では適切な対応が異なるため、症状が長引く場合は鑑別が重要です。

ショックマスターは足底筋膜炎に効果がある?

体外衝撃波は、慢性的な足底腱膜障害に対する治療選択肢の一つです。

保存療法で十分な改善が得られない場合などに検討されることがありますが、効果には個人差があり、すべての方に改善が期待できるわけではありません。

当院では、拡散型体外衝撃波機器「ショックマスター」を導入しています。

ただし、バクスター神経絞扼が疑われる場合に、ショックマスターを照射すれば神経の圧迫が解消されるというわけではありません。

神経障害が疑われる場合は、神経への圧迫要因や足部の機能を評価し、必要に応じて医療機関と連携することが重要です。

施術機器を使用すること自体が目的ではなく、症状に適した方法を選択することを大切にしています。

足底筋膜炎が治らないときはどうすればいい?

足底筋膜炎として施術を続けても改善が乏しい場合には、痛みの原因と施術方針を見直すことが重要です。

特に確認したいのは、次のポイントです。

  1. 痛みの場所が足底腱膜の付着部と一致しているか
  2. 朝の一歩目と長時間歩行時で痛みがどう変化するか
  3. 神経由来の痛みを疑う症状がないか
  4. 足関節の可動域や足部の筋力に問題がないか
  5. 日常生活やスポーツ活動で過剰な負荷がかかっていないか
  6. 現在の施術方法が症状に適しているか

足底筋膜炎であれば、ストレッチや筋力トレーニング、テーピング、インソールなどを症状に応じて組み合わせることが検討されます。

神経絞扼が疑われる場合には、同じ方法を続けるのではなく、神経学的評価や医療機関での精査が必要になることもあります。

さいたま新都心・大宮で足底筋膜炎やかかとの痛みにお悩みの方へ

「足底筋膜炎と言われたけれど、なかなか改善しない」

「他の治療院でマッサージや電気治療を受けても痛みが続いている」

「かかとの痛みの原因を詳しく調べたい」

このようなお悩みがある方は、一度、痛みの原因を見直してみることも大切です。

新都心アーバン鍼灸接骨院では、足底腱膜の状態や足部の動作を評価し、必要に応じてエコー評価、体外衝撃波、運動療法などを組み合わせた施術を行っています。

また、バクスター神経絞扼などの神経障害が疑われる場合には、医療機関での精査が必要かどうかも含めて判断します。

長引くかかとの痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

新都心アーバン鍼灸接骨院

ブログ監修者
院長 今泉友太
新都心アーバン鍼灸接骨院
院長 今泉友太(いまいずみ ゆうた) 

柔道整復師および鍼灸師の国家資格を所持し、整形外科で約10年の勤務経験を通じて、急性・慢性を問わず数多くの症例に対応してきた実績あり。

再発予防まで視野に入れた施術と明確な説明は、多くの患者様より高い信頼と評価を受けており継続的な通院にもつながっている。

また学生時代にラグビー部に所属していた経験から、ケガや故障に悩む学生やスポーツ愛好家の方々へのケガのケアやコンディショニングにも力を入れている。

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住所 〒330-0843
埼玉県さいたま市大宮区吉敷町2丁目85-1
アクセス JRさいたま新都心駅東口より徒歩8分
駐車場 近隣にコインパーキング有
診療時間
※最終受付は受付終了の30分前です。
さいたま市大宮区・新都心アーバン鍼灸接骨院

その痛み、エコーで原因を確かめてから施術します。

整形外科や他の院で良くならなかった痛みも、ご相談ください。
どこがどうなっているのかを画面でお見せしながらご説明します。

JRさいたま新都心駅 東口より徒歩8分/さいたま市大宮区吉敷町2-85-1