膝を曲げたときの痛みは「膝蓋骨」と「脂肪体」に注目!
膝痛の原因は一つではない
膝の痛みには、半月板損傷・靭帯損傷・筋肉や腱の炎症・神経の絞扼・変形性関節症など、多種多様な原因があります。
今回はその中でも、膝蓋骨(お皿の骨)の動きと膝蓋下脂肪体(脂肪帯)の柔軟性に焦点をあて紹介します。
膝蓋骨(お皿の骨)の動きと膝痛
膝蓋骨は大腿四頭筋腱に包まれた種子骨で、膝を屈伸するたびに大腿骨の滑車溝内を上下に滑走します。
この働きによって大腿四頭筋の力が効率よく脛骨に伝わり、膝の安定性が保たれます。
膝蓋骨の動きが悪くなる原因
- 大腿四頭筋のバランス不良(内側広筋の弱化・外側広筋の過緊張)
- 膝蓋支帯や靭帯の硬さ
- 長時間のデスクワークやスポーツでの繰り返す負担
症状の特徴
- 膝前面の痛み
- 階段昇降やしゃがみ込みで悪化
- 「膝の奥で挟まる感じ」
膝蓋骨が外側に偏位したりチルトすると、大腿骨との接触圧が増加し、膝蓋大腿関節症候群(PFPS) と呼ばれる前面痛を引き起こします。
膝蓋下脂肪体(Hoffa’s fat pad)の役割
膝蓋骨の下方にある脂肪組織で、血管・神経に富み、関節のクッションとして働きます。
屈伸時に形を変えて摩擦を軽減し、膝を滑らかに動かす重要な組織です。
しかし、膝蓋骨の動きが悪くなると、この脂肪体が大腿骨や脛骨との間に挟まれやすくなり、炎症や線維化を起こします。
Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)
膝蓋下脂肪体が繰り返し圧迫され、炎症・腫脹・線維化を起こす病態を Hoffa病(ホッファ病) と呼びます。
Hoffa病の症状の特徴
- 膝前面下部の局所痛
- 膝蓋骨直下、膝蓋腱の両脇を押すと鋭い圧痛がある
- 伸ばし切ったときの痛み
- 膝を完全に伸展すると脂肪体が挟まり痛みが強まる
- 立ち上がりや歩行開始で「ズキッ」と痛む
- 曲げ切ったときの痛み
- 深屈曲で膝の奥に「詰まる痛み」
- 正座やしゃがみ込みで症状が誘発されやすい
- Hoffa徴候
- 膝を伸展位で脂肪体を押すと痛みが増す
- 少し屈曲すると楽になる
- 腫れや違和感
- 膝前面が厚く腫れたように感じる
- 関節水腫を伴うこともあり、挟まる異物感が出る
- スポーツや日常生活での悪化
- ランニングやジャンプ後に痛みが増強
- 階段昇降や長時間歩行で悪化
- デスクワークや正座など持続姿勢でも痛み
「膝前面の鋭い痛み+詰まる感覚+伸展で悪化・屈曲で軽減」というのが Hoffa病の典型像です。
膝蓋骨と脂肪体の悪循環
- 膝蓋骨の動き不良 → 脂肪体が挟まれて炎症
- 脂肪体の線維化 → 膝蓋骨の滑走がさらに制限
- 痛みと動作制限が悪循環
このサイクルにより、膝を曲げたときの痛みが慢性化してしまいます。
当院の最新機器による膝痛アプローチ
新都心アーバン鍼灸接骨院では、膝蓋骨と脂肪体に深部からアプローチできる最新医療機器を導入しています。
1. ES-8000(立体動態波治療器)
- 立体的な電流刺激で深部組織にアプローチ
- EMSで内側広筋を活性化し膝蓋骨の動きを改善
- マイクロカレントで炎症を抑制、組織修復をサポート
- リリースプローブで筋膜・滑走不全を改善
2. ニューボックスⅡ
- 微弱電流+中周波の複合刺激
- 急性期の炎症・腫脹の抑制に優れる
- 脂肪体や関節周囲の組織修復を促す
3. ショックマスター(体外衝撃波)
- 血流改善・組織再生促進
- 慢性的に硬化した脂肪体や膝蓋腱の炎症に効果的
- 鵞足炎やジャンパー膝など慢性膝痛にも応用可能
施術の流れ(例)
- エコー検査で膝蓋骨と脂肪体の状態を可視化
- ES-8000で膝蓋骨の滑走性改善+筋バランス調整
- ニューボックスⅡで炎症や腫れを沈静化
- ショックマスターで線維化・慢性炎症にアプローチ
- 必要に応じて 鍼治療・手技療法・セルフエクササイズ を併用
まとめ
膝を曲げたときの痛みは、半月板損傷だけでなく、
- 膝蓋骨の動きの異常
- 膝蓋下脂肪体の炎症(Hoffa病)
が深く関与しています。
当院では、
- ES-8000(立体動態波)
- ニューボックスⅡ
- ショックマスター(衝撃波)
といった最新機器を駆使して、膝の深部までアプローチ。
「検査では異常がないのに痛い」と言われた方でも、Hoffa病を含めて評価し、根本改善へ導きます。
👉 詳しくはこちら → 膝痛ページ
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