肩関節の可動域制限はなぜ起こる?ショックマスターで“動きを取り戻す”最新アプローチ
肩が上がらない、痛くて動かせない…そんな悩みありませんか?
「髪を結ぶときに肩が痛い」
「洗濯物を干すときに腕が上がらない」
「腕を後ろに回すとズキッとする」
そんな症状に悩む方は少なくありません。
最初は「そのうち治るだろう」と思っていても、気づいた頃には肩がどんどん硬くなり、**動かそうとしても動かない状態(可動域制限)**になってしまうことがあります。
このような状態を放置すると、関節や筋肉が固まってしまい、“凍結肩(フローズンショルダー)”と呼ばれる状態へ進行してしまうことも。
今回は、肩関節の可動域制限がなぜ起こるのか、そして当院で導入している「ショックマスター(拡散型衝撃波治療器)」がどのように改善をサポートできるのかを詳しくご紹介します。
肩関節の可動域制限はなぜ起こるのか?
肩関節は、身体の中でも最も広い可動域を持つ関節です。
しかし、その分だけ不安定で、筋肉・腱・関節包などのバランスが崩れやすい構造をしています。
可動域が制限される主な原因には、以下のようなものがあります。
炎症による疼痛性防御
五十肩(肩関節周囲炎)の初期に多いケースです。炎症による痛みをかばうため、肩を動かさなくなり、結果的に動きが悪くなります。
関節包・腱板の癒着
炎症が落ち着いたあとも、関節包や腱板(棘上筋・棘下筋など)が癒着してしまい、関節の滑りが悪くなると、肩を上げたり回したりする動作が制限されます。
筋緊張や血流低下
肩周囲の筋肉(大胸筋、三角筋、僧帽筋など)が硬くなると、肩の動きが制限され、血流も悪化。痛みやだるさを感じやすくなります。姿勢や胸椎可動性の低下
デスクワークやスマートフォン操作による猫背姿勢も大きな原因です。胸椎(背中の骨)が硬くなることで肩甲骨の動きが悪くなり、結果として肩関節の動きも制限されてしまいます。
このように、**「炎症 → 固まる → 動かない → さらに固まる」**という悪循環が、肩関節の可動域制限を長引かせる最大の要因となります。
ショックマスターとは?~深部の癒着・硬さに届く拡散型衝撃波~
当院では、肩関節の可動域制限に対して「ショックマスター」を使用しています。
ショックマスターは、空気圧によって発生させた衝撃波(音圧波)を、患部の奥深くまで届ける機器です。
ショックマスターの効果
- 組織の血流促進・代謝活性化
- 癒着した組織や硬くなった筋膜をゆるめる
- 石灰沈着や慢性炎症の改善
- 痛みを感じる神経への過剰な刺激を抑制
これらの作用によって、痛みの軽減と可動域の改善を同時に狙うことができます。
肩関節の施術ポイント例
- 肩前面(大胸筋停止部・上腕二頭筋長頭腱)
- 棘上筋・棘下筋・小円筋
- 三角筋前縁・肩甲下筋
- 肩甲骨周囲(肩甲骨下角・外側縁)
必要に応じてエコー(超音波画像)で状態を確認しながら、ショックマスターをピンポイントで照射します。
単に「肩に当てる」だけでなく、動きを制限している組織を可視化して狙うのが当院の特徴です。
手技・他機器との組み合わせでさらに効果的に
ショックマスター単体でも高い効果を発揮しますが、当院では症状に応じて複数の施術を組み合わせます。
- ES-8000(立体動体波):深部の筋緊張を緩め、可動域を広げる
- ニューボックスⅡ:微弱電流で組織修復を促進
- 手技療法+ストレッチ:可動域改善と正しい動作再教育
これにより、
🔹 「動かすと痛い」→ 痛みを軽減
🔹 「硬くて動かない」→ 可動域を広げる
🔹 「また固まる」→ 再発を防ぐ
という3段階の改善を目指します。
実際の症例紹介
50代女性:3ヶ月前から右肩が上がらない。夜間痛もあり。
エコー検査で棘上筋腱の炎症後硬化を確認。
週1回のショックマスター施術+肩甲骨ストレッチを4週間継続。
4回目の来院時には肩の挙上角度が120°まで改善し、夜間痛も消失。その後、ES-8000による筋再教育を追加し、日常生活動作(髪を結ぶ・着替え)もスムーズに行えるようになりました。
このように、炎症期を過ぎてからも「硬さが残る肩」にはショックマスターが特に効果的です。
放っておくと、回復までに時間がかかる
肩関節の可動域制限は、痛みが軽くなった後も「動かしにくさ」だけが残るケースが多く、治療をやめてしまう方も少なくありません。
しかし、そのまま放置すると、再び可動域が狭くなり、筋力低下・姿勢悪化・肩こり・頭痛などの二次的な不調にもつながります。
ショックマスターを用いたアプローチは、そうした「慢性期の硬さ」に対して再び血流と柔軟性を取り戻し、“動かせる肩”を取り戻すためのリハビリ的治療として非常に有効です。
まとめ:痛みを取るだけでなく、“動かせる肩”に導く
肩関節の可動域制限は、単に筋肉が硬いだけではなく、
関節包・腱・姿勢・血流など複数の要素が関わっています。
当院では、エコーで状態を「見える化」し、ショックマスターによる深部刺激で根本的な動きの回復をサポートしています。
| 住所 | 〒330-0843 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町2丁目85-1 |
|---|---|
| アクセス | JRさいたま新都心駅東口より徒歩8分 |
| 駐車場 | 近隣にコインパーキング有 |


















