かかと・足裏の痛み|足底筋膜炎・扁平足・外反母趾の原因と対策
はじめに
「朝起きて一歩目が痛い」「立ち仕事の後、かかとがジンジンする」
こうした足裏・かかとの痛みは、主婦やママだけでなく、長時間立ち続ける販売職・介護職の方、スポーツをしている学生、デスクワーク中心で運動不足の方など幅広い世代に見られる症状です。
特に代表的なのが足底筋膜炎(そくていきんまくえん)。日本人の約10人に1人が一生のうちに経験するといわれており、放置すると慢性化してしまうケースも少なくありません。
この記事では、かかと・足裏の痛みの医学的な原因と、当院(新都心アーバン鍼灸接骨院)で行っている専門的な治療法について詳しくご紹介します。
かかと・足裏の痛みの代表的な原因
足底筋膜炎
- 足底筋膜は、かかとの骨(踵骨)から足指の付け根まで伸びる強靭な組織。
- 歩行や立位でアーチを支える重要な役割を担っています。
- 繰り返しの負荷で微細損傷が起こり、炎症や瘢痕化に発展。
- 典型的な症状は「朝起きて最初の一歩で強い痛み」。
扁平足・外反母趾・アーチの崩れ
- 内側縦アーチや横アーチが低下すると衝撃吸収機能が失われ、かかとや足底に負担が集中。
- 扁平足の方は足底筋膜炎の発症リスクが高いと報告されています。
アキレス腱炎・踵骨骨端症(セーバー病)
- 学生アスリートや成長期の子どもに多い。
- アキレス腱の付着部に繰り返しストレスがかかり、かかとの痛みを引き起こします。
靴や生活習慣
- クッション性の低い靴、サイズの合わない靴を履き続けることも大きな要因。
- 立ちっぱなしや硬い床での作業、体重増加もリスク因子です。
放置した場合のリスク
- 痛みの慢性化(足底筋膜の肥厚:エコーで4mm以上)
- 瘢痕組織や石灰沈着が形成され、難治化
- 歩行時の代償動作で膝痛・腰痛・股関節痛が二次的に出現
- 活動量低下による生活習慣病のリスク増加
当院の専門的アプローチ
1. エコー検査による可視化診断
当院ではまず超音波エコーを用いて足底筋膜の厚み・炎症の有無を評価します。
- 正常:3mm以下
- 異常:4mm以上の肥厚や低エコー像
これにより「痛みの本当の原因」を見極め、無駄のない施術を行います。
2. ショックマスター(体外衝撃波治療)
- 慢性足底筋膜炎の治療で世界的に使用されている機器
- 瘢痕化・石灰化した組織に衝撃波を与え、組織再生を促進
- 血流改善・疼痛抑制の効果
- 海外のランダム化比較試験でも高い有効性が報告されており、ガイドラインでも推奨されています
3. 微弱電流療法(ES-8000/ニューボックスⅡ)
- 損傷部位の炎症鎮静と修復促進
- 急性期〜亜急性期の痛みに適応
4. 手技療法・ストレッチ
- 下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)、足底筋の過緊張をリリース
- 足関節背屈の可動域を改善し、足底への負荷を軽減
5. テーピング・インソール指導
- アーチ機能を補助し、再発を防止
- 立ち仕事用、スポーツ用、高齢者向けなどライフスタイルに合わせて調整
自宅でできるセルフケア
ゴルフボールマッサージ
足裏でゴルフボールを転がし、筋膜をほぐす。
冷却療法
炎症が強い時期は、冷凍ペットボトルを足裏に転がすと効果的。
ふくらはぎストレッチ
壁に手をついてアキレス腱を伸ばすことで足底への負荷を軽減。
靴の見直し
クッション性が高く、足に合った靴を選ぶことが重要。
まとめ
足裏やかかとの痛みは、ママ世代だけでなく、立ち仕事の方、学生アスリート、シニア層まで幅広い年代に共通して起こる症状です。
当院では、
- エコーでの正確な評価
- ショックマスターによる再生促進治療
- 微弱電流療法・手技療法・テーピング
を組み合わせることで、早期改善と再発予防を目指しています。
「朝起きての一歩がつらい」「長時間立つと足裏が痛い」
そんな方はぜひ一度ご相談ください。
住所 | 〒330-0843 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町2丁目85-1 |
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アクセス | JRさいたま新都心駅東口より徒歩8分 |
駐車場 | 近隣にコインパーキング有 |
