在宅ワークで腰痛が悪化する原因と解消法|自宅でできるストレッチと専門ケア
はじめに
コロナ禍以降、リモートワークや在宅ワークが定着しました。通勤がなくなり「時間に余裕ができた」「ストレスが減った」という声が多い一方で、腰痛の悪化に悩む人が急増しています。
「出社していた時より腰が痛い」「座りっぱなしで立ち上がると腰が固まる」――そんな声は珍しくありません。なぜ在宅ワークが腰に負担をかけるのか?そして改善するにはどうすればいいのか?今回はそのポイントを詳しく解説します。
なぜ在宅ワークで腰痛が増えるのか?
① 長時間の座り姿勢
オフィス勤務では移動や立ち歩きが自然に発生しますが、自宅では椅子に座りっぱなしになりがちです。特にダイニングチェアやソファなど、オフィス用でない椅子で作業すると腰椎への圧力が増え、腰痛のリスクが高まります。
② デスク環境の不備
ノートパソコンを低い位置で使うと背中が丸まり猫背に。骨盤が後傾し、腰の筋肉や椎間板に大きな負担がかかります。机や椅子の高さが体に合っていないと、さらに負担は増します。
③ 運動不足
通勤がなくなり歩く機会が減り、腰や股関節まわりの筋力が低下。腰を支える力が弱まり、ちょっとした動作でも痛みやすくなります。
④ ストレスと自律神経の乱れ
在宅勤務ではオンオフの切り替えが難しく、孤独感やストレスも増加しがちです。ストレスで自律神経が乱れると筋肉がこわばり、腰痛や背部痛が慢性化することもあります。
腰痛を防ぐための在宅ワーク習慣
1. 「1時間に1回は立つ」ルール
座りっぱなしを避けるために、60分に1回は立ち上がって歩くことが大切です。水分補給や軽いストレッチを兼ねると効果的です。
2. 椅子と机を整える
- 背もたれ付きで骨盤を支えられる椅子を選ぶ
- 足裏が床にしっかりつく高さに調整する
- モニターの上端が目線の高さになるように設定
クッションや台を使って高さを調整するだけでも改善できます。
3. ストレッチでリセット
腰痛予防におすすめの簡単ストレッチ:
- 椅子に座って片膝を胸に抱え込む
- 両手を頭上に伸ばして左右に倒す
- 立ったまま腰を反らすエクササイズ
1日数回取り入れるだけで腰の負担は軽減します。
4. 筋トレで土台を強化
腹筋・背筋、特に**インナーマッスル(体幹)**を鍛えることが腰痛予防に効果的です。プランクなど短時間でできる運動を習慣にしましょう。
当院でのアプローチ
在宅ワーク腰痛の原因は「筋肉の緊張」「関節の硬さ」「血流の悪化」が重なって起こります。当院では次のような施術で根本から改善を目指しています。
- 手技療法(関節調整を重視)
強く筋肉をゴリゴリ押すだけでは、逆に筋肉が防御的に固くなることがあります。当院では脊椎(背骨)の硬さに着目し、柔軟性を引き出すアプローチを採用。背骨の動きを整えることで自然と筋肉の緊張が和らぎ、腰への負担を減らします。 - 物理療法(ES-8000・ニューボックスⅡなど)
深部の筋肉や神経に電気刺激を与え、痛みを鎮め血流を改善します。 - ショックマスター
慢性的な腰の筋膜性疼痛に対し、組織を活性化して自然治癒力を高めます。 - 鍼治療
自律神経を整え、ストレスや不眠が絡む腰痛にも効果的です。 - 運動指導・インボディ測定
体組成を測定し、一人ひとりに合わせたエクササイズを提案します。
「ただマッサージする」のではなく、背骨・関節の柔軟性を整え、体を本来の状態に戻すことが当院の特徴です。
まとめ
在宅ワークは便利ですが、長時間の座位・運動不足・環境不備が腰痛の大きなリスクになります。
- 1時間に1回立つ
- デスク環境を整える
- ストレッチと体幹トレーニングを習慣にする
これらを心がけるだけで腰痛は予防できます。
それでも改善しない場合や慢性化している場合は、専門的な評価と施術が必要です。 当院のアプローチや施術メニューは、こちらの症状ページで詳しくご紹介しています。
住所 | 〒330-0843 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町2丁目85-1 |
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駐車場 | 近隣にコインパーキング有 |
